Field Survey

街路樹点検で写真を撮るべき場所と記録のコツ

街路樹の点検業務で何をどう記録するか。現場で押さえておきたい撮影ポイントと記録の整理方法を解説します。

/ 樹木管理ナビ編集部
街路樹 点検 現地調査 写真記録

街路樹の定期点検や異常確認では、現場で撮った写真が後の判断や報告に直結します。しかし「どこを撮ったらいいかわからない」「同じような写真ばかりになる」という声もよく聞きます。このページでは、街路樹点検で記録しておくべき撮影ポイントを整理します。

全体像は必ず押さえる

まず、樹木全体が写る写真を撮ります。樹冠の左右バランス、枯れ枝の位置、電線や建物との接触状況、傾きの有無などが一枚に収まるよう、やや離れた位置から撮影します。

全体像は点検のベースラインになります。前回との比較ができるよう、できるだけ同じ角度・同じ位置から記録する習慣が重要です。

根元と舗装面の記録

根元の状態は特に重要です。以下のポイントを記録します:

舗装への影響は歩行者の転倒や車椅子利用者への障害になることもあるため、記録と報告が特に重要な箇所です。

幹の状態を複数アングルで

幹は縦方向に複数枚撮ります。空洞(うろ)の入口、ひび割れ、腐朽の進んだ部分、枝の付け根(分岐部)、過去の剪定跡などを接写します。

幹の中に空洞がある場合は、外見だけでは大きさが判断しにくいため、専門的な調査(打音検査、抵抗体穿刺試験など)の必要性を記録しておきます。

枝の先端と枯れ枝

枯れ枝は落下リスクの判断に直結します。枯れ枝の位置(高さ、どの方向)、太さ、数を記録します。下に人や車が通る場所では特に優先して記録してください。

枯れ枝が多い場合や、先端だけでなく樹冠の中心部まで枯れが及んでいる場合は、より詳しい点検や処置の検討が必要です。

記録と管理のデジタル化

現場での記録を後で整理しやすくするには、撮影した写真にGPS情報や日時が自動記録される設定にしておくことが便利です。

多本・現地調査ツール(survey)では、複数の樹木の情報をまとめて記録し、GPS位置情報とともに管理できます。現場でスマートフォンを使って入力すると、後でまとめて報告書を作る際の手間が減ります。

定期点検での継続記録には樹木健全度チェックリストを組み合わせると、部位ごとのスコアの変化を追跡しやすくなります。